“生息”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいそく60.0%
いき20.0%
いぶき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし普通一般の女性であるからには装飾気なきこの空気のうちに生息せいそくする結果として、自然この方向に進行するのが順当であろう。現に進行しつつあるかも知れぬ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
打ち遣った時に、生息いきの根をめて置かなかったのが無念であるが、生息は断わりもなくむこうで吹き返したのだから是非もない。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自然の生息いぶきそのままの姿態でそれがひとしお都会では幽婉ゆうえんに見えるのだったが、それだけまた葉子は都会離れしているのだった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)