“生冷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまつめ50.0%
なまづ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
並んで麻酔している女たちの枕元の、生冷なまつめたい壁紙のまん中に身体からだを寄せかけて、落ち付こう落ち付こうと努力しいしい、改めてへやの中を見まわした。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
タッタ一つ眼に残っているのはあの鉛色の水銀燈のイヤアな光りだけなんで……まったくあの陰気臭い生冷なまづめてえ光りばっかりは骨身に泌みて怖ろしゅうがしたよ。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)