王垢おうこう)” の例文
要するに、怨嗟えんさは曹操にあつまっている。喰い物のうらみは強い。曹操は、糧米総官の王垢おうこうを呼んだ。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、糧米総官の王垢おうこうが、この地方一帯の水害を見た時、茫然、当惑したのも無理はなかった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのあいだにも、曹操の陣中では、いよいよ兵糧総官の王垢おうこうも悲鳴をあげだしていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)