“玄理”の読み方と例文
読み方割合
げんり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僧の玄理げんりは唐から帰朝した。寺院の広大なものも、そうとう建てられた。そうして数世の権力者であった蘇我一族は、西暦六四五年にほろんだ。
これは天地否てんちひというです。自然の事を自然の順序に考えて行くと、万事が否定的のフン詰まりになるという、実に不可思議な玄理げんりをあらわした形です。
夫人探索 (新字新仮名) / 夢野久作(著)