トップ
>
猿若
>
さるわか
ふりがな文庫
“
猿若
(
さるわか
)” の例文
しかし私の実母は、死ぬ少し前に、始めて
猿若
(
さるわか
)
の芝居を見た。三代目中村歌右衛門の
血達磨
(
ちだるま
)
で、母が江戸へ出て来て始めてこの大芝居を見たのであった。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
刳袴
(
くくりばかま
)
に
袖無
(
そでなし
)
を着、
鬱金
(
うこん
)
の頭巾を冠っている。他でもない
猿若
(
さるわか
)
である。悪人には悪人の
交際
(
まじわり
)
があり、人買の一味と香具師の一味とは、
以前
(
まえ
)
から交際を結んでいた。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
押上の大雲寺といえば、江戸でも有名な浄土宗の寺で、
猿若
(
さるわか
)
の中村勘三郎代々の墓があるせいか、ここには市村羽左衛門とか瀬川菊之丞とかいったような名優の墓がたくさんありました。
半七捕物帳:46 十五夜御用心
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
“猿若”で始まる語句
猿若町
猿若座
猿若能
猿若勘三郎
猿若町三座表飾