“猿留”の読み方と例文
読み方割合
さるる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太平洋に突出する北海道の東南端、襟裳えりも岬のもとを南海岸から東海岸に出るには、本道三難道の一なる猿留さるる山道を踏まなければならない。
日高十勝の記憶 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
太平洋に突出する北海道の東南端、襟裳岬えりもさきは、幌泉の宿から僅かに三里だ。そして東海岸に出るには、同道三難道の一なる猿留さるる山道を踏まなければならない。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
いよ/\猿留さるるの難道に來たり、それを降つて見ると、俗に七曲りと云ふのは、その實、十三曲りも十四曲りもあつて、それがおの/\十間または二十間づつに曲り
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)