猿梯子さるばしご)” の例文
だから、二階の梯子はしごはとりはらわれて、あたしたちのあたっている頭の上を、猿梯子さるばしごをかけて登ってゆく、物干場は、一度窓から出て、他家よその屋根に乗り、そして自分の家の大屋根にゆく仕かけだった。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)