“猫鍋”の読み方と例文
読み方割合
ねこなべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やや事物の真相を解し得たる主人までが、浅薄なる三平君に一も二もなく同意して、猫鍋ねこなべに故障をさしはさ景色けしきのない事である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「近みちに当るわけか」と先生はヘアーピンを土間へ投げやりながら云った、「こんどそんなことをしたらだな、猫鍋ねこなべにして食っちまうぞと威してやれ、人をばかにしたやつだ」
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)