猪婆龍ちょばりゅう)” の例文
ある時賈に従って洞庭に舟がかりをしていると、たまたま大きな猪婆龍ちょばりゅうが水の上に浮いた。賈はそれを見て弓で射た。矢はその背にあたった。他に小さな魚がいて龍のしっ尾をふくんで逃げなかった。
西湖主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)