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猜疑深
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うたがひぶか
ふりがな文庫
“
猜疑深
(
うたがひぶか
)” の例文
斯う丑松は
猜疑深
(
うたがひぶか
)
く推量して、何となく油断がならないやうに思ふのであつた。不安な丑松の
眼
(
まなこ
)
には
種々
(
さま/″\
)
な心配の種が映つて来たのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『どうしても
其様
(
そん
)
なことは理窟に合はん。
必定
(
きつと
)
神経の
故
(
せゐ
)
だ。一体、瀬川君は妙に
猜疑深
(
うたがひぶか
)
く成つた。だから
其様
(
そん
)
な下らないものが耳に聞えるんだ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
楽しい過去の
追憶
(
おもひで
)
は今の
悲傷
(
かなしみ
)
を二重にして感じさせる。『あゝ、あゝ、
奈何
(
どう
)
して俺は
斯様
(
こんな
)
に
猜疑深
(
うたがひぶか
)
くなつたらう。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
猜
漢検1級
部首:⽝
11画
疑
常用漢字
小6
部首:⽦
14画
深
常用漢字
小3
部首:⽔
11画
“猜疑”で始まる語句
猜疑
猜疑心
猜疑嫉妬
猜疑褊狭