狭庭さにわ)” の例文
そこの廊下の下は、中庭になっていて、こけの青い石などがあった。年じゅう陽があたらないので、岩清水のようなうそ寒いものが、いつもその狭庭さにわに立ち迷っていた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)