独身ひとりもの)” の例文
旧字:獨身
その中でも仕繰夫しくり指導係サキヤマをやっているチャンチャンの源次という独身ひとりものの中年男が、仲間から笑われる位打ち込んで、有らん限り入揚いれあげたのを
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
独身ひとりものさびしがりやの私は、この様なゆかしい女友達を得たことを、どんなに喜んだことであろう。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
長「へい、わっちはどうも独身ひとりものせわしないから、屹度あがるというお約束は出来ません」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)