独言つぶや)” の例文
旧字:獨言
小山夏吉は、半ば独言つぶやいて嘆息して、にがそうに猪口ちょこした手がふるえた。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
独言つぶやきながら奥に行くと、あかりは消えて四辺は黒白あやめも分かぬ真の闇だ。
月世界競争探検 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
と口のうち独言つぶやきつつ
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)