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片膚
ふりがな文庫
“片膚”の読み方と例文
読み方
割合
かたはだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたはだ
(逆引き)
トウン——と、足拍子を踏むと、膝を敷き、落した肩を左から
片膚
(
かたはだ
)
脱いだ、淡紅の薄い
肌襦袢
(
はだじゅばん
)
に膚が透く。眉をひらき、瞳を澄まして、向直って
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
数秒の後、まぶしい
深紅
(
しんく
)
の光が
弧
(
こ
)
を
描
(
えが
)
いてあらわれたと思うと、数十本の櫟の幹の
片膚
(
かたはだ
)
が、一せいにさっと
淡
(
あわ
)
い黄色に染まり、無数の動かない電光のような
縞
(
しま
)
を作った。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
いで夏の日の眠気覚しに、泰助が
片膚
(
かたはだ
)
脱ぎて、悪人
儕
(
ばら
)
の毒手の
裡
(
うち
)
より、下枝
姉妹
(
きょうだい
)
を救うて取らせむ。証拠を探り得ての上ならでは、
渠等
(
かれら
)
を捕縛は成り難し。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
片膚(かたはだ)の例文をもっと
(5作品)
見る
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
膚
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
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片膚脱
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