片翅かたばね)” の例文
しかも今までにまだ覚えたことのない仄明ほのあかるいものを共通に感じつゝ、眼はうつろに、鸚鵡籠おうむかごの底に、片翅かたばね折り畳めないでうづくまつてゐる小動物に向けてゐた。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)