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爵禄
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しゃくろく
ふりがな文庫
“
爵禄
(
しゃくろく
)” の例文
彼らは朝廷や曹操にばかり
媚
(
こ
)
びて、巧みに自身の
爵禄
(
しゃくろく
)
と前途の安泰を計り、今日この禍いが迫っても、顔を見せないではありませんか
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
親友も
汝
(
なんじ
)
を売るべし。
父母
(
ふぼ
)
も汝に
私
(
わたくし
)
あるべし。愛人も汝を棄つべし。
富貴
(
ふっき
)
は
固
(
もと
)
より頼みがたかるべし。
爵禄
(
しゃくろく
)
は
一朝
(
いっちょう
)
にして失うべし。汝の頭中に秘蔵する学問には
黴
(
かび
)
が
生
(
は
)
えるべし。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「無用な乱は、よい加減にやめてはどうです。君も国家の上将として、
爵禄
(
しゃくろく
)
を極め、何不足もないはずなのに」と、いった。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それがしは以前、袁紹に仕えて、なお生きている身なのに、旧主の遺子を追う戦陣の道案内に立って、
爵禄
(
しゃくろく
)
を頂戴するなど、義において忍びません」
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
爵
常用漢字
中学
部首:⽖
17画
禄
漢検準1級
部首:⽰
12画
“爵禄”で始まる語句
爵禄財宝