“爵禄”の読み方と例文
読み方割合
しゃくろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らは朝廷や曹操にばかりびて、巧みに自身の爵禄しゃくろくと前途の安泰を計り、今日この禍いが迫っても、顔を見せないではありませんか
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親友もなんじを売るべし。父母ふぼも汝にわたくしあるべし。愛人も汝を棄つべし。富貴ふっきもとより頼みがたかるべし。爵禄しゃくろく一朝いっちょうにして失うべし。汝の頭中に秘蔵する学問にはかびえるべし。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「無用な乱は、よい加減にやめてはどうです。君も国家の上将として、爵禄しゃくろくを極め、何不足もないはずなのに」と、いった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)