煩心わづらひごゝろ)” の例文
薫赫くんかくの氣は先づ面をてり。ヱズヰオの嶺は炎焔そらを摩し、爆發の光遠く四境を照せり。涼を願ふ煩心わづらひごゝろは、我をりてモロの船橋を下り、汀灣みぎはに出でしめたり。我は身を波打際にはたとたふしつ。