焼麺麭クニーシュ)” の例文
ところがいい塩梅に、うちの老妻ばばあが気をきかせてな、ほやほやの焼麺麭クニーシュにバタをつけたやつを卓子テーブルへだしたので、一座の衆は期せずしてそのまはりへと集まつた。
こぶしを突きつけようとしてゐたフォマ・グリゴーリエヸッチの手も、つい焼麺麭クニーシュの方へ差しのばされて、皆の衆は例によつて例の如く、主婦の技倆うでまへの鮮やかさを口々に褒めそやしはじめたものぢや。