無宿やどなし)” の例文
乞食こつじきの徒といえども、なおかつ雨露をしのぐべきかげに眠らずや。世上のならいをもってせば、この人まさに金屋に入り、瑶輿たまのこしに乗るべきなり。しかるを渠は無宿やどなしと言う。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
長「何ヨしやがる、おら無宿やどなしだ、けえとこアねえ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)