点火ひとも)” の例文
旧字:點火
「何かやり出せア、それに凝って、子供に飯食わすことも点火ひともすことも忘れてしまっている。」
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
知己を番町の家に訪えば主人あるじは不在、留守居の者より翻訳物を受取ッて、文三がと来たみちを引返して俎橋まないたばしまで来た頃はモウ点火ひともし頃で、町家では皆店頭洋燈みせランプともしている。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)