点々ぼつぼつ)” の例文
旧字:點々
一つ、大きなもの音のしたあとは、目の前の階子段も深い穴のように見えて、白い灯も霜を敷いたさまに床に寂しい。木目の節の、点々ぼつぼつ黒いのも鼠の足跡かと思われる。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)