炭団すみ)” の例文
旧字:炭團
さて、座が定まると、お経を読むでもなく、念仏を称えるでもなく、尼法師がおもむろに取り出したのは、緞子どんすの袋に入った紫檀の十炷香箱、一重口白磁の香爐に、流儀の炭団すみを入れ、銀葉を置いて