灯壺ひつぼ)” の例文
達磨だるま部屋の底には、水夫頭かこがしらの松兵衛と新吉、魚油くさい灯壺ひつぼを中に挟んで、互に、ものもいわず、ためいきばかりつきあって、暗鬱あんうつな腕ぐみをしていたところ。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)