火焙ひあぶり)” の例文
「この人を助けて下さい、私が訴人して磔柱に上げましたが、このまま火焙ひあぶりにしては、天主の御罰も恐ろしい」
十字架観音 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
切支丹宗徒は磔刑はりつけにされ、火を放つた八百長お七は火焙ひあぶりになり、主殺しの直助權兵衞は鋸引にされたといふことは、この時代の世相の反映で、邪宗門と放火と主殺しが