“澄憲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうけん80.0%
テウケン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると澄憲ちょうけんという山門の僧が、最後の祈祷を勤めたところ大雨が降った。三日三晩降り通して、加茂川もあふれるほどだった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天台宗は昔は型の如く伝受いたしましたけれども、今はただ念仏になって天台宗は廃学いたしました。山門には澄憲ちょうけん、三井には道顕どうげんなどの名匠が居りますから、あの人達を
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此人は叡山流の説経伝統から見て大切な人だ。父はやはり説経の中興と言はれた程の澄憲テウケン(同じく安居院の法印)であり、信西入道には孫である。