“潮焼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおや50.0%
しおやき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊東は四角なあごの張ったマユの濃い潮焼しおやけのした、四十台の体のがっしりした、みるからに船乗りらしい男であった。きちんとしたダブルの制服をつけていた。
(新字新仮名) / 楠田匡介(著)
淡路街道と丁字ていじ形になる追分から北へ走って、林崎はやしざきのひろい塩田の闇に、潮焼しおやき小屋のかまどのけむりが並木越しに白く眺められた頃である。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)