潤年うるうどし)” の例文
その時のつれ小村雪岱こむらせったいさんで、双方あちらこちらの都合上、日取が思うつぼにはならないで、十一月の上旬、潤年うるうどしの順におくれた十三夜の、それも四日ばかり過ぎた日の事であった。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)