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漣波
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さゞなみ
ふりがな文庫
“
漣波
(
さゞなみ
)” の例文
車中から
偶然
(
ふと
)
見る湖岸に
漣波
(
さゞなみ
)
が立つて赤腹といふ小魚が群騷いでゐる。産卵のために雌魚雄魚が夢中になつてゐるのである。古い語で「クキル」とこれをいふ。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
私邸に起臥しては朝暮
衣食
(
いゝし
)
の獄に繋がれ、禁庭に出入しては年月名利の
坑
(
あな
)
に墜ち、小川の水の流るゝ如くに妄想の
漣波
(
さゞなみ
)
絶ゆる
間
(
ひま
)
なく、枯野の萱の燃ゆらむやうに煩悩の
火燄
(
ほのほ
)
時あつて閃めき
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
漣
漢検準1級
部首:⽔
14画
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
“漣”で始まる語句
漣
漣漪
漣山人
漣々
漣立
漣子
漣雲
漣太夫