滿喫まんきつ)” の例文
新字:満喫
またこれより以上の、夢を追ふ馬鹿者が、口當りのいゝうそ滿喫まんきつし、毒をまるで甘露かんろかなんぞのやうにんだりした例はない、と。
狩島右門の家は思つたより貧乏臭く、娘お有の十六になる可愛らしさを滿喫まんきつしたのが、せめても八五郎の役得でした。
春の麗かさを滿喫まんきつして居ります。