“まんきつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
満喫50.0%
滿喫30.0%
万橘20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまたま、戦陣から出府して、世間ばなしをいろいろうかがうと、いやもう限りもなく、世の味を満喫まんきついたす。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
狩島右門の家は思つたより貧乏臭く、娘お有の十六になる可愛らしさを滿喫まんきつしたのが、せめても八五郎の役得でした。
初代三好の卑しくも美しき高座、万橘まんきつの、あの狐憑きの気ちがい花のように狂喜哄笑こうしょうするところ。「八笑人」のなかのひとりがぬけだしたかと思われるかんが鶯茶の羽織。——
随筆 寄席風俗 (新字新仮名) / 正岡容(著)