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滅多無性
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めったむしょう
ふりがな文庫
“
滅多無性
(
めったむしょう
)” の例文
彼はそこにあった、鉛の
屑
(
くず
)
を叩き固めた様な重い
不恰好
(
ぶかっこう
)
な
文鎮
(
ぶんちん
)
で、机の上を
滅多無性
(
めったむしょう
)
に叩きつけながら、やけくその様にそんなことを
怒鳴
(
どな
)
ったりした。
夢遊病者の死
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
寒中にも拘らず、一同汗びっしょりになって、
滅多無性
(
めったむしょう
)
に働いた甲斐あって、思ったよりも仕事がはかどった。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そして
矢庭
(
やにわ
)
に走り出した。五十男の彼が、まるで駈っこをする小学生の様に
滅多無性
(
めったむしょう
)
に走った。
幽霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それはその町のとある
空地
(
あきち
)
に、
大
(
だい
)
テントを張って興業していた、娘曲馬団の客寄せ楽隊で、旧式な
田舎
(
いなか
)
音楽が、
蛮声
(
ばんせい
)
を張り上げて、かっぽれの曲を、
滅多無性
(
めったむしょう
)
に吹き鳴らしているのであった。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“滅多”で始まる語句
滅多
滅多矢鱈
滅多打
滅多切
滅多捲
滅多撲
滅多斬
滅多汁