“満願稲荷”の読み方と例文
読み方割合
まんがんいなり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その鄰りに常夜燈と書いたあかりを両側に立て連ね、斜に路地の奥深く、南無妙法蓮華経の赤い提灯ちょうちんをつるした堂と、満願稲荷まんがんいなりとかいたほこらがあって、法華堂の方からカチカチカチと木魚を叩く音が聞える。
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)