湯味ゆあじ)” の例文
蘆屋あしやのような典雅てんがな地紋などありませぬが、よい具足を見るようなあらあらとした味のもの。釜の新しきは悪しといいますが、さすがに与次郎、湯味ゆあじ天妙てんみょうの古きものにも劣りませぬ。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)