“温々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬくぬく80.0%
ぬく/\20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そりゃ勿論、せめてあのおみ足に、もそっと温々ぬくぬくした靴下でもお穿かせ申したらなあ、そうなりゃあ、これほどのお悩みもあるめえにさ」
ああして温々ぬくぬくとした寝床などをしているのに、自分はどうかといえば、これから宿に帰って冷たい夜具の中に入って寂しく寝なければならぬのである。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
やがて女中は私の部屋に一枚敷布團を伸べて、その上に大和炬燵に炭團をいけて、温々ぬく/\とした炬燵をこしらへてくれて
初雪 (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)