十二月の四日から此處に來てゐます。二日に秋聲氏と一緒に來る約束をしてゐたのですが、その日は私の持病の頭痛の發作が起つたので、秋聲氏はその最中に見舞かた/″\私の樣子を見に來てくれました。で、秋聲氏も一日延ばし、翌日三日は朝から大雨でしたが、 …
著者 | 近松秋江 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「早稻田文學 第百八十二號 大正十年一月號」1921(大正10)年1月1日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約8分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約13分(300文字/分) |