“渡合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とあひ50.0%
どあひ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は思つてゐたのとは違つて、島の周囲をめぐる絶壁のかなりに高いのを見た。また、二十五丁の渡合とあひの波のかなりに荒いのを見た。
旅から帰つて (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
波濤と風雨とが一つに大きな巴渦ともえうづをつくり、三人の船頭がよいしよよいしよと叫んで櫓をあやつつてゐるにも拘らず、舟は渡合どあひの潮に乗せられてくるくる廻つて行くやうになつた。
島からの帰途 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)