“混外”の読み方と例文
読み方割合
こんげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「衰老但知詩胆小。一聯慚踏古人蹤。」蘭軒と共に混外こんげを訪ひ、又曾て頼春甫に交つた土屋七郎の死が此断片に由つて知られる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蘭軒は既に云つた如くに、文化八年の頃より混外こんげと音信を通じてゐて、此年十三年の秋まさに纔に王子金輪寺を訪うたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
二十九日に蘭軒は天野樵墩せうとん、子柏軒の二人と共に郊外を歩し、僧混外こんげを金輪寺に訪ひて逢はず、茶店ちやてんに憩うて鈴木玄仙に邂逅し、遂に鹿浜しかはまに到つて帰つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)