淡緑うすみどり)” の例文
袴下はかましたから袖へかけて石持こくもち模様を白く置いて黒羽二重くろはぶたえに、朱色の下着、茶宇の袴に黄金こがねづくりの大小を華美きらびやかに帯び、小桜を抜いた淡緑うすみどりの革足袋たびに、草履ぞうり爪先つまさきもつつましく小腰をかがめました。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
紅紫のうちぎ撫子なでしこ色らしい細長を着、淡緑うすみどりの小袿を着ていた。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)