淡日うすび)” の例文
上野の広小路まで来たころに、空の雲が少しずつがれて、秋の淡日うすびが差して来た。ぼっとかすんだようなお庄の目には、そこらのさまがなつかしく映った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)