“海闊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うみひろ50.0%
かいかつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天高く馬ゆといった注文通りに、一方には海闊うみひろくという偉大な景物を添えているのだから、二人の気象も、おのずから昂然として揚らざるを得ないような有様です。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それを想うと駒井は、自分というものに翼を与えて、天空の間を舞い、海闊かいかつの間を踊り、過去と境遇の立場を、すっかり振い落してしまう。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)