“海沿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うみぞ50.0%
うみぞい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
または海沿うみぞいの隣国であったならば、徐々たる不断の侵略を免れることがむつかしかったのだが、幸か不幸か洋海の潮と風とにささえられて
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
海沿うみぞい道を歩いて帰りながら、僕はしだいに心が重かった。そして僕はあの貧相な兄弟のことをやはりあれこれと考えていた。たとえばあの子供たちは、父が居ない、母親だけのうちじゃないのか。
魚の餌 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)