“浮力”の読み方と例文
読み方割合
ふりょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一たん艇内にたたみこんであった翼を出し、これにも噴射ガスが月の面にあたって、反射してくるのをあて、一種の浮力ふりょくとしてはたらかせる。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
すると猫又の浮力ふりょくと、お化け鞄の浮力とによって、鞄は秋草の身体を下にぶら下げたまま宙に浮きあがった。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
またずぶずぶともぐりこんで、そこで手足をだらんとして浮力ふりょくが勝って身体の浮きあがるのを千秋せんしゅうのおもいで待った。ようやく浮き身がついて、身体がすううっとよっていった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)