“浅草雷門”の読み方と例文
読み方割合
あさくさかみなりもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国直の浮絵は上野うえのふたどう浅草雷門あさくさかみなりもんの如き、その台榭だいしゃ樹木じゅもくの背景常に整然として模様にひとしき快感を覚えしむ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
浅草雷門あさくさかみなりもんまで来た。浅草は、大勢の人出ひとでであった。もう泣いていない。自分を、ラスコリニコフのような気がした。ミルクホールにはいる。卓の上が、ほこりで白くなっている。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)