“洞海湾”の読み方と例文
読み方割合
どうかいわん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洞海湾どうかいわんの入口、若松と戸畑に挟まっている中ノ島に着くと、早速、乗って来た伝馬船を、渚から白砂の浜に、引きあげた。たでた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
三十歳くらい、色の浅黒い、額の生え際が、洞海湾どうかいわんのように、頭部の中央に食いこんでいる、眼のぎょろぎょろした熊本弁まるだしの男である。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
木柵でかこまれた町役場の横を抜けて、蛭子えびす神社に行った。この古い由緒を持つ社は、石鳥居の下まで、洞海湾どうかいわんの波が来ていて、石段を洗っている。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)