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泄
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さら
ふりがな文庫
“
泄
(
さら
)” の例文
その落いた
魚屋
(
やつ
)
の襟印を見て帳面に『一円五十銭……茂兵衛』とか何とか私共一流の走書きに附込んだ
魚
(
やつ
)
を
泄
(
さら
)
うように引っ担いで走り出て行きます。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
チンピラの
掻
(
か
)
っ
泄
(
さら
)
い生活、立ちん坊の働き具合まで加えると……大きく云えば人間世界……小さく見れば全東京のあらゆる商売振りを代表したものが
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
「人の頭の中のものをスーッと
泄
(
さら
)
って行く……不思議な……なつかしい青年……近頃流行のシークとかスマートとかいう言葉は、こんな青年を形容する言葉ではあるまいか」
怪青年モセイ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
別段、惚れているという訳ではないけれども、あの可愛い
桃割髪
(
ももわれ
)
の娘が弐千円のお金と一所に、あの
凄者
(
すごもの
)
らしい青年に見す見す引っ
泄
(
さら
)
われて行くのを、黙って見ている訳にはドウしても行かなかった。
芝居狂冒険
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
無学文盲の親友に
泄
(
さら
)
われてしまった。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
泄
漢検1級
部首:⽔
8画
“泄”を含む語句
漏泄
排泄
排泄物
排泄作用
引泄
排泄濠
泄冶
泄瀉
浚泄船
見泄