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河原者
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かわらもの
ふりがな文庫
“
河原者
(
かわらもの
)” の例文
『
河原者
(
かわらもの
)
、待とう。かりにも、松井益太郎のゆくてに現われて、
唐瓜
(
とうが
)
の化物を、風呂敷で包んだような、その面ていは、何事だ、解けっ、風呂敷を』
田崎草雲とその子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あとにて
河原者
(
かわらもの
)
なと
幇間
(
たいこ
)
なと、お気が済む迄お可愛いがりなさいませよ。では、そろそろ参るかのう
旗本退屈男:01 第一話 旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
まこと大名ならば
素通
(
すどお
)
り
罷
(
まか
)
りならぬものを、知らぬ顔をして挨拶も致さず通りぬけるは即ちもぐりの大名じゃッ。その方共は島津の太守の名を
騙
(
かた
)
る
東下
(
あずまくだ
)
りの
河原者
(
かわらもの
)
かッ
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
おおかた落ちぶれやがって、器用なまねができるのをさいわい、
河原者
(
かわらもの
)
の群れにでも身をおとしゃがったにちげえねえんだ。弓にしてからがおそらく半弓にちげえねえよ。
右門捕物帖:16 七化け役者
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「悪い段ではござりませぬ。いかに修行の足らぬ者でござりましょうとも、あれでは少し度が過ぎましょうわい。あはは、
河原者
(
かわらもの
)
ならば男の良いのがとりえでござりましょうが、み仏に仕える者ではな、かえってじゃまでござりましょうよ」
右門捕物帖:29 開運女人地蔵
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
“河原者”の解説
河原者(かわらもの)は、中世日本の代表的な被差別民の一種である。河原乞食、河原人とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“河原”で始まる語句
河原
河原蓬
河原乞食
河原町
河原崎座
河原撫子
河原仁
河原君
河原子
河原鶸