池之端いけのはた)” の例文
池之端いけのはたの交番を覗くと時間は意外に早く経過したものと見え時計は十一時半頃を示して居りました。
陳情書 (新字新仮名) / 西尾正(著)
「うれしい、ついそこの池之端いけのはたなの、あんたすっかりおとなになったわね」
「おや、本郷ほんごうでございますの? 私達は池之端いけのはたでございますわ」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
十二月十四日、枕山の旧友竹内雲濤が池之端いけのはた仲町の家に没した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)