汗光あせびか)” の例文
もやが樹々のこずえにからんで氷の花になるという寒さなのに、見れば梅軒ののどくびは、爬虫類はちゅうるいの肌のように汗光あせびかりがして太い血管がさらにふくれている。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)