“水落”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みずおち60.0%
みぞお20.0%
みぞおち20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“水落”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「いえ。かすりきずでござりまする」権右衛門は何者かに水落みずおちをしたたかつかれたが懐中していた鏡にあたって穂先がそれた。創はわずかに血を鼻紙ににじませただけである。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そして丸髷の震動が次第に細かく刻むようになると同時に、どの子供にも十分の食料を供給した、大きい乳房が、懐炉を抱いたように水落みずおちあたりに押し附けられるのを末造は感じながら、「誰が言ったのだ」と繰り返した。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
次郎兵衛はおのれのからだをすみからすみまで殴ってみて、眉間みけん水落みぞおちが一番いたいという事実を知らされた。
ロマネスク (新字新仮名) / 太宰治(著)
水落みぞおちのあたりをすっと氷の棒でも通るような心持ちがすると、のどの所はもう泣きかけていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
葉子はもうそれを止めようとはしなかった。自分ですら声を出して泣いてみたいような衝動をつき返しつき返し水落みぞおちの所に感じながら、火鉢の中を見入ったまま細かく震えていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)